ささやき声
笑い声
大きな声に
小さな声

どれも全部
伝えるための言葉になる

大切な大切な
言葉の手前になる

『声』というのは
出した瞬間
『言葉』になっていて

『言葉』というのは
聞こえた瞬間
それが『言葉』だということを
なぜか忘れてしまう

それはきっと
当たり前のことだから

当たり前すぎて
気づかないんだ


でもそれに
立ち止まって
気づいたあたし

今日はそんなあたしを
久しぶりに
誉めてやろうかな


もちろん

『声』じゃなくて
『言葉』でね