「翔子は関係ねぇだろ」

「…それが応え?」

「そうだよ」



俊樹はちちち、と指を振った。



「ダメだなぁ。女性には優しくしないとさ」

「モテたきゃ、そうだろうな」

「竜宮さんに嫌われちゃうぞぅ」



俊樹はけらけらと笑って去って行った。



どいつもこいつも、俺と翔子がそういう関係だと思ってやがる。

ただの幼馴染みだってのにな…。