すべての気力を
振り絞った、
使いはたした、
そんなひと言だった。



「スキ……………」



それは……



ひかりがいってくれた。



プレゼントしてくれた言葉。



100パーセント
混じりっ気なし。



純粋ワード。





『大好き』





それは
いままでもらった、
ほかのだれの、
どんなものよりも
美しく光り輝いてる。




「ひかり?」



「……」



「なあ?おい?ひかり?……」



「……」



「なんとかいえよ!なあって!ひかり!」



「……」



「ひかり………」



何度呼びかけても
返事をしてくれない。



どんなに待っても
なんの反応もなかった。