インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~

あたしとひかり。



まったく
対照的なふたり。



そんなふたりが
たがいを理解し、
信じ、

かけがえのない
存在となっていくなんて、

きっと
神様も予想しなかっただろう。



しかし
ここまでくるまで
度重なる試練、
幾多の困難があった。



優しく触れ合うことばかりではなかった。



ときには
激しくぶつかり合うこともあった。



またときには
愛想を尽かしたり、
冷たくすることもあった。



それでも
あたしたちは出会った。



求めていたわけでも
探していたわけでもない。



なのに
いつしか
気がつけば

ふたつは混じり合い、
やがてひとつに溶け合った。



「先あがるぜ。ちょっとのぼせたかも……」



ひかりをひとり残して
風呂から上がった。



一緒に上がればいいものを、きっとそれを嫌がるだろうと思って。