インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~

あと、
お菓子とお弁当は、
乗る前に大量に仕入れた。



それらは
ひっきりなしに、
むしゃむしゃ、
ぼりぼりやりながら、

おしゃべりに
ゲームに
いそしむってわけ!



もうサイコ~!!



「ていうかぁ、ひかりは将棋できんの?」



「小さかった頃はよく将棋とか麻雀とか花札とかやってましたよ。その頃はまだ家族みんな仲良くて……」



ただの思い出話をしてるつもりなんだろうけど、どこか寂しげなひかり。



それでも
そもそも家族自体いないあたしを慮ってか、

ちゃんと
こう付け加えることも忘れてない。



「まぁでも、いまは新しい家族が隣にいるから、また楽しいですけどね」



そんな
けなげなひかりに負けまいと、思いっきり家族する!?



「つぅ~かさぁ、そうなると、あたしが姉ちゃんで、ひかりが妹ってことだよね」



うん。



やっぱ、
だれがどうも見ても
そんなかんじだよね。