インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~

「息切れちゃって……」



ひどく
苦しそうだった。



けど、
ここにいては
目立ちすぎる。



目の前の
ビジネスホテル。



そこに逃げ込むことに……



一般客に交じって、
ロビーの隅っこの
ソファーへ。



落ち着くのを待って、
一番の疑問を
ひかりにぶつけた。



「てか、なんでいわなかったんだよ。なんでもいってこそ友達だろ」



興奮のあまり、
つい口を滑らせた。



友達。



このあいだ、
それを聞かれたときには黙ってたくせに、

いまになって
そんなことを声高に叫ぶ
あたし……



ひかりからすれば、
あんたなに様!?
ってかんじなんだろうけど、

彼女はなにもいわず
素直に詫びた。



「ですよね。すみません」



「ほんと、あたしにはなんの遠慮もいらないからさ」



「そうですね。でもクラスのこと聞いてもらったし、いくつも愚痴みたいなのいったら迷惑かなって」