インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~

笑顔だけど、
その瞳の奥は
自信なさと怯えに満ちてる。




まるで小動物。




「わたしたち、友達ですよね?」



てか、
女同士で、
ふつ~、
こんな質問てする~?


彼女が彼氏に、
あたしたち
付き合ってるよね?

みたいなのは
わかるけどさぁ……



「友達だったらさ、ちょっとは気を利かせてくれないかな」



「え?なにをですか?」



ほら、このとおり。



なにも
わかっちゃいない。



「あたしだって、ひとりでいたいこともあれば、ほかのだれかと遊びたいときだったあるんだよ」



「そうですね……」



「それをだよ、メールだ、電話だ、ってしつこくされたんじゃかなわないんだけど」



「すみません」



「大体さぁ、たかがメールかもしんないけど、ルールってもんがあるだろ。送ったら返事くるまで待つとかさぁ…」



「は…はい……」