インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~

にんにく、
オリーブオイル、

それから唐辛子?



これは、おそらく……



「さぁ~、できましたよ~」



ひかりが
左手には平たい丸皿をもって、
右手にはフォークとスプーンを持って登場。



やっぱり!



ぺペロンチーノ!!




「いっただきま~す」



ゆっくりと
ひと口、
パクリ。




そのお味は……?





「うわぁ~、ちょ~うめ~!」



「体力のない時や食欲のない時にはこれかなと思って。それに簡単ですしね」



ひかりの手前、
上品にいただこうかと思ったけど、

それはムリ!



かまわず
がっついた。



「てか、マジうまいんですけど。パスタ屋並みじゃん」




頬張りながら
褒めた。



「パスタビ・アンカにしようか迷ったんですけどね」



「なんだ、それ?」