「なんかそれわかります。よかったら、その悩みとか聞かせてください」



ひかりが心配そうに見つめてくる。



これはまずいと
あたしは話題を変えた



「それより悪いんだけどさぁ、なんか食べるもの買ってきてくれない？急に腹減ってきちゃった」



「いいですけど、どんなのがいいですか？」



「ん～、ごはんて気分じゃないしなぁ……麺類？」



「パスタとか？」



「ああ、いいね、それ。とりあえずなんでもいいから至急たのむわ」



「あっ、そうだ、ちょっと冷蔵庫見てもいいですか？」



なにかいいことでも思い出したように

ひかりは立ちあがると
台所に立った。



それから
しばらくして、
あたしのエプロンをして現れた。



「じゃあ、わたしがなんか作りますね」



「え？マジで？」



お～、
これぞまさに
天の助け～！



「てか、作れんの？」



「はい、自信ないですけど、いちおうは」