「ちょっと冗談でいっただけなのにひどい!」



冗談にしてもさぁ、お嬢さまが、オナラってどうなの?



てか、
バカくらいいいじゃん、

そう思ってるあたしからしたら、

そのくらいでカリカリするなってかんじ



それに日頃から
ひかりの前では
汚い言葉を極力抑えているストレスもある。



その反動で
またいってしまった。



「もう眠ろうってときになって、冗談だって?バッカじゃねえの?」



「またバカっていった。バカっていった人がバカなんですよ」



「しらねーよ、そんなの」



「ほんとにもう、そんなこといっちゃだめだって習わなかったんですか、お母さんに?」



「……」



「あっ、ご、ごめんなさい。わたしったら、つい……」



「ああ、べつ気にしてないから」



「そんなつもりでいったんじゃ……ほんとごめんなさい……」



「いいよ、悪気はないんだろうからさ」



「ほんとすみませんでした……」