「お父さんは、俺はタバコ臭いからって、なんか遠慮してました」



「ふ~ん、そんなもんなんだぁ~、あたしにはよくわかんないけどさ」



やっかみ?



う~ん、ビミョ~



まあ、
べつに
ないならないでも
いいってかんじ……



「じゃあ、マジ寝るから。ああ、あと、あたし、うるさいかもだから、よろしくぅ…」



欠伸。



付き合ってた男に
よくいわれたなぁ。



うるさいって。



ついでに、
もう二度とお前とは
一緒に寝ないって。



それが長続きしない
一番の理由だったりして……



まさかね……



「オナラなら平気ですよ。いつでもどうぞ」



ひかりが嬉しそうにいう。



「はっ?ちげ~よ。しねえよ、そんなの。欠伸だよ。バカ」



バカ。



かるい気持でいった。



「あっ、バカっていった」



案の定、
ひかりが即座に反応した。