眠ってると
突然襲いかかられた。



蒲団を何重にもかぶせられ息ができなかった。



あたしは
苦しさと
恐ろしさのあまり
泣いた。



だが
それ以上に、

あたしは
怒りに震えてた。



次の夜、
あたしは眠らなかった。



襲われるのを待ってた



イジメられたら
イジメ返す。



それが
あたしのルール。




勉強はできなくても
そういったことは
刷り込みの学習で教えられてきた。





気配。




次の瞬間、
思ったとおり
布団をかぶせてきた。




あたしは
必死になって刺した。




隠し持っていた
ボールペンで。



倒れこみ
蹲っている
少女がいた。



起き上がり、
そいつにあたしは
執拗に蹴りを入れた




最後は
馬乗りになって
両手で思い切り首を絞めた。



暗がりの中、
少女の目から
ぼろぼろ涙があふれてた。