じゃあ、さっそく…話しかけてみよう!
黙ってちゃ始まらないからな!
「八巻~俺も宿題忘れちゃった!」
「えと、葉山くんだっけ?いいよ!でも、なんでみんな…」
みんなが忘れるのは八巻に教えてもらいたいからさ!
みんながそうではないけどね。男子のほとんどはそれが目的だと思うよ!
「え、ノートそのまま借りていいの?」
「うん、宿題やんないと困るでしょ?はいっ」
疑いもなくノートを貸してくれた。ホントは宿題なんか雅樹に教えてもらって(写して)終わってる。
でも、このドキドキを体験するには嘘をついてでもやるんだ!
心拍数が速すぎる胸を押さえてノートを借りた。
その時の笑顔がマジでやばい。
俺には、ダイヤモンドも負けたくらいの輝きだった。

