聞けばライバルがたくさんいるとか何とか。
俺も早く告白しないとな…
「海星ー、ちょっと手伝って!」
「うあ!?」
突然目の前に来た叶夏にどぎまぎする。
びっくりさせんなよ、ただでさえドキドキで心臓弱ってるんだから。
「…で、なに。」
「先生に頼まれたから、手伝って?」
両手で持ったダンボールを重そうに持ち上げた。
なんでわざわざ俺…男子なんてさっき話してた奴とかいるのに。
昔から叶夏は俺に頼ってばかりなんだよな。そこが可愛いけど。
少しの沈黙の後、俺は「わかった。」と笑みを浮かべた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…