そんな会話を歩きながらしていたせいか。 俺も海星も周りに人がいたなんて気がつかなかった。 「と、とにかく急ごうぜ!」 ああ、そうだな。と速歩きにしようとしたら。 ――ドンッ 「いった…」 肩に何かが当たって、地面に女の子が尻もちをついていた。 「おい、颯斗なにやってんだよ。」 「俺のせいか…ごめん、立てる?」 まさか、人に当たるだなんて。 大丈夫?とその子に手を差し伸べる。 「あ、はい。ごめんなさいっ」 「―――っ!」