「小菜都、」 「ん?きゃっ」 前までのこの人を思い出すと笑ってしまうのはしょうがないと思う。 私を抱きしめながらすりすりと頭をすり寄せてくるこの人は、もう忠犬にしか見えない。 なんで私、この人好きになったんだっけ? 好きなアーティストが一緒で、フルート吹いてる時ずっと側にいてくれて。 …あ、それからかな。 毎日視界に入るようになったんだ。 「小菜都あったけー」 「もうすぐ真夏なのに?」 「俺、低体温なんだよね。」 そう言いながら、動きを止めない青木なつくん。