「委員長、だったんだ。」 『桜龍』吹いてたの。 「もしかしてサボリ魔くんも知ってるの?」 桜龍。 俺が好きなミュージシャンが歌っている曲。 でもそのミュージシャンは、 「委員長でもマイナーな曲聴くんだな。」 まだ名も知られていないミュージシャンだ。 「べ、別に私は…たまたま楽譜があったから、で。」 「ねぇ、マイナーな曲が楽譜で売られてるわけないじゃん。」 「じ、自分で音取ったの!」