「ふふーんっ♪」



晴れ晴れとした天気の初夏。


いつもと同じように屋上に来て、俺は鼻唄を歌っていた。





――バンッ




「ナッツーいい加減、部活来いや!」



「なっちー朝っぱらからなんで屋上にいんの?」





…ちょ、今現状理解出来ないんだけど?



突然入ってきた友人に目をまん丸くする。






って、…あ、俺を捜してたのか。



まぁいつものことじゃん?と謝った。




俺は青木なつ。


サボリの常習犯で、この二人は矢月と恒。




朝練とかダルいだけじゃん?



教室もうるさくていたくないし。