――――――… ――――… 時間が経つのは早い。もう放課後だった。 「八巻っ帰ろーぜ!」 「うん!あ、そうだ…」 何か思い出したように、遠くで八巻と雅樹が話していた。 …なんで? 数分すると俺のところに走ってきたけど、少し引っかかった。 「ごめん、ちょっと話があって!」 「ははっ、いいって!じゃ、行くか!」 八巻の腕を自然に引っ張る。 ――この時雅樹を見たら、俺に向けてニヤリと笑った。 …ホントに何なんだっ!?