―美術室―



「森くん、」



「んー?ポーズ違う?」



「えっと、そうじゃなくて…」



「?」



のそのそと近づく彼女。


ポーズのせいで、彼女を見上げることになってしまう。




から。




――ちゅっ




「っ―――!」



「やっぱ可愛い。」




優位に立った彼女はどことなく嬉しそうだ。