ここは雷星中学校。



恋は人それぞれ違うらしいんです。






―中庭―



「海くんっ、今日はお弁当作ってきたんだ。」



「え、すごー!でも、俺…お前が食べたい。」



「ささ、早く食べてね!」




冗談だと思っている彼女。


海はおもいっきり落ち込んだ。







―音楽室―



今日もキレイな音色が聞こえる。




「小菜都、また上達したの?」



「別になつのためにやったんじゃないよ?」




そう言いながらも、顔を赤くしてしまう。


だってあなただから。