「……梓さん、明日帰るんだったよね?」

「え、あ、うん」


「夜、話があるからベランダに出て」


「え……」


蓮くんはそれだけ言うと、グラスの麦茶を飲みほしてあたしよりも先に出た。



話って、なに……?