外の掃除が終わって中に入った時、蓮くんにぴったりくっついている女の子がいた。 ──あの子が……。 「あ、梓さん。休憩?」 「うん。一区切りついたから」 「……蓮くーん、誰?」 自分の腕を絡めようとする女の子。 それをさり気なくかわそうとする蓮くん。 ……彼女、じゃないのかな?