「いらっしゃい」 「おじゃま、します」 やっぱり妙に緊張してるのはどうしてだろう。 「梓さんが部屋に入るのってはじ……あ、2回目か」 「そうだね」 お互いあの時のことを思い出したのか、顔を見合わせて小さく笑った。