「嘉南ー」
げっ
あいつだ…
あの日からあいつは私を名前で呼んでいる。
周りもみんな驚いてる。
いやがらせとか無いだけマシだけど、
やられたらどうしてくれんのよ。
「なによ?」
「…ふっ」
何が面白いのよ?
いちいち腹立つのよこいつは!
「早く俺好きになんねーの?」
何言ってんだか…
「なるわけないでしょ?」
「何で?」
そんなの決まってんじゃない。
「…嫌いだからよ。あんたが嫌いだから」
「ふっ…なあ」
また笑いやがった。
「何よ?」
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