中は真っ暗、
もちろんお化け屋敷が苦手な柚音は朔夜の腕に腕を絡めてしっかり掴まる。
「きゃーッッ!!」
「いやーッッ!!」
悲鳴をあげてるのはもちろん柚音。
そんな柚音を見てお化け屋敷が苦手なのを知った朔夜は柚音が可愛いと思った。
朔「大丈夫です。俺がいますから。」
そういって柚音の頭を撫でる。
柚音は少し安心した。
少し気が抜けたその時─
「ペチャッ」
「きゃ────!!!」
柚音は何かが顔に当たり驚いてその場から逃げていった。
朔「柚音さんッッ?!」
真っ暗で見えないため追いかけられないが朔夜は出口の方へ急いで向かった。
────────────────────
柚「何かが私の顔に!!」
柚音は出口にたどり着いた。
あまりに怖くて近くの男性の腕に絡めてしまった。
「えっ?!////」
柚「あっ?!ごめんなさい、私ったらつい……。」
柚音は頭を下げて謝った。
すると近くに朔夜がいたのを見つけた。
朔「朔夜さん!迷惑かけてしまってごめんなさい!!」
柚音は朔夜に頭を下げた。
朔「かまいませんよ、何か飲み物買って来ますから待ってて下さい。」
そう言った朔夜はどこか不機嫌だった。

