¥時給1000万円




「……さて…!………遺体が片付いたところで第三部を始めようかと思う……!」

鎖が解かれてもまだ繋がれている感じがした…


ここで何人かは勤務時間を終えて部屋を退出した。


残ったのは永井を含めて8人だけとなった。これによりますます死ぬ確率が増した。

……8分の1…その数を頭に描くと体がゾクッとした…。


客の数は変わらず、ただ金のために俺たちの生死を賭け続ける…


誰が観ても残酷な状況に変わりがないのだが、ここではそれが普通になされている………………殺し・ギャンブル・騙し合いがもはや当たり前…
誰もそれを止めることができない…止めたところで殺されるだけだ…


この無法地帯から脱出できる日は来るのだろうか…

いや…来る…!…一週間後に必ず…!!


この状況下でそれがせめての希望の光だった…