お互い血まみれになり言葉を発することもなかった…。
聞こえるのは歓声と賭けに負けて悔しがる客の声だけだった…
500万を店から借りた男性は賭けに負けて100万を失ったが、オーナーの言葉を思い出しては 目を希望で輝かせていた。
だが恐らくオーナーの先程の言葉にも何かしらトリックが隠されているはずだ…!
そんな話術をあの男は見抜けるのだろうか……!?
結局救いたい気持ちはあるが…心はなぜか自分の身の安全が最優先だった……
そんな自分を好きになることもなかった…
今日はあと一時間働かなくてはならない…
俺は…
生き残れるのか……!?


