¥時給1000万円

「……では開票に移りま〜す…!」
オーナーは最初に箱から取り出した紙をピラッとめくった…。


「……二葉!……灘!…そして永井…!」
紙には三人の名前が書かれていたようで それぞれに一票ずつ入った。


今になっては自分の心臓は平静を保っていた…。

「…続いて……大島!」

「……よし!」
隣にいる大島は鎖で繋がれて身動きはとれてないが 大島がガッツポーズする姿が目に浮かんだ。




そして開票は最後の一枚になった…


「……これで最後だ…!…………………大島と……永井…!」

大島と顔を合わせては互いに微笑んだ。