「……はーい、第二部も終了ー!!…じゃあまた対応良かった従業員に投票をお願いしまーす…!」
パンパンッというオーナーの大きな手が鳴り響く。
さらにBGMが明るい音楽になる。
再びこの時間が来た…
兵士に掴まれ抵抗をしなかったため、いとも簡単に鎖に繋がれた。
恐らく兵士たちには人間の心などはない。
頭上を確認すると、今回は自分は一番端の15番に繋がれたようだ。
隣には大島が繋がれているが、前を向いてボーっとしており とても話せるような感じではなかった。
「…では投票用紙を回収する…!」
「…あのぉ…」
先程ハンバーグの注文を受けた か弱そうな男性がオーナーに質問した。
男はこのような場所は初めてなのであろう。明らかに何も理解してないような表情だった。


