¥時給1000万円

二葉に聞くと顔を暗くしながら言った。
「…さっき亡くなった人だよ…」
「……え…!!」
自分の目玉がこぼれそうだった…。
あまりの驚きに足がふらつく…

……と…いうことは…俺が今持っている料理は………


「…おいっ…!しっかりしろ!」
二葉に両肩を抑えられなかったら こうして立ってることはできないだろう…。


目の前の現実をもはや受け入れるしかなかった…

ここにいる客は 金を手に入れるため、さらに死んだ奴の遺体を喰うために来ている…

なんていう連中だ…!よくも平気でいられるもんだ…



…っということはあの棚にあった首から上の頭は……本物……!?

部分部分欠けているのは誰かによって食されたのか…!



頭の中で様々なひらめきと感情が交差した。
ここまでくると怒ろうにも怒れない…
もはや怒るならばどうなるか分からないのだ…