￥時給1000万円

…仕事の第二部となって 突然 肉系統の注文が殺到したのだが…一体…？


それは自分が注文した料理が出されたときに分かった…


「…７番の料理ー！！」
「……はっ…はい…！」
『７番』という声に反応し、大島と並んで厨房の窓口の近くで立っていたが一足先に動くかたちになった。


「…あと１０番の料理もできたぞー…！」
自分が注文した料理を両手に持とうとした。

「…そっちが『頬肉』でもう片方が『レバー』だ…。…次からは『いまの』は付けなくていいぞー…！」
厨房から微かに笑い声が聞こえた。
「…す…すいませんでした…」


頬肉からは非常に香ばしい匂いが立ち上り、レバーは何だか生々しい形をしていたが両方ともイタリアンな料理っぽく仕上がっている。

それらを両手に持った…


……………っ！！
「…なんだよあれ…！」
思わず足は後ろへと引いていき、二葉に衝突してしまった。
「…あっ…」
「………大丈夫か…？」
「……あっ…はい…すいません…」
危うく料理を落としそうになった。

自分が注文を受けた料理を持つと、そこに今度は１０番の料理が置かれたのだが…

…明らかにあれは目玉だ…！その横にはなぜかメガネが添えてある…

「……あ…あの…！…あれは…！？」