ガチャッ………ジャラジャラ……
手足や胴体など、体のあちこちが固定された。ただ首を前に差し出すかのような傾いた姿勢で固定されたため、変に体を動かすとバランスを失いそうだった。
なぜこんなことを…!俺たちは殺されるのか…?
頭上を見ると『8』をかたどった番号が掲げられていた。
「…ではこれより投票用紙を回収致しまーす!」
すると一人の兵士が穴の空いた箱を持って各テーブルをまわった。
投票用紙が回収されると…
「…ではこれより『クビ』になると思われる従業員の番号を予想してね〜!……今回も一口100万からスタートで、最高十口まで賭けられるわよ…!…決まった方から手を挙げて兵士から番号札をもらうのよ…!」
「…4番に三口…!」
「……8番に一口!!」
「…2番と4番…!」
「…4番!」
「…………7番っ…!」
「…3、4、9!!」
次々と賭けはじめる客。
兵士にお金を渡して番号札を受けとる。
目の前でお金が行き来する光景は複雑だった。
まるで俺たちが競馬で走らされているかのように…
そしてあの男が…
「…11番に十口…!!」
先程メガネの従業員ともめていた客が、その従業員に賭けた…!しかも十口…1000万も…!
手足や胴体など、体のあちこちが固定された。ただ首を前に差し出すかのような傾いた姿勢で固定されたため、変に体を動かすとバランスを失いそうだった。
なぜこんなことを…!俺たちは殺されるのか…?
頭上を見ると『8』をかたどった番号が掲げられていた。
「…ではこれより投票用紙を回収致しまーす!」
すると一人の兵士が穴の空いた箱を持って各テーブルをまわった。
投票用紙が回収されると…
「…ではこれより『クビ』になると思われる従業員の番号を予想してね〜!……今回も一口100万からスタートで、最高十口まで賭けられるわよ…!…決まった方から手を挙げて兵士から番号札をもらうのよ…!」
「…4番に三口…!」
「……8番に一口!!」
「…2番と4番…!」
「…4番!」
「…………7番っ…!」
「…3、4、9!!」
次々と賭けはじめる客。
兵士にお金を渡して番号札を受けとる。
目の前でお金が行き来する光景は複雑だった。
まるで俺たちが競馬で走らされているかのように…
そしてあの男が…
「…11番に十口…!!」
先程メガネの従業員ともめていた客が、その従業員に賭けた…!しかも十口…1000万も…!


