………
……いつの間にかベッドで寝ていた。

今までのは夢なんじゃないかと思うが見回すとやはりそこは現実だった…。


時計を見ると11時をまわっている…。

あと少しで仕事だ…。


そのままの格好で寝たため、制服にシワがよっていた。そんな中しばらくじっとベッドの二段目の裏側を見ていたがなんだか緊張して胸が痛い…。

気持ちがリラックスできずにいたため、部屋のあちこちでいびきが聞こえ、時々時計の針が進む音が耳に入った。










しばらくゴロゴロしていたが結局寝付けず……11時45分……ついに外から鐘の音が鳴り支度時間となった。それと同時に部屋の目覚まし時計が一気に目を覚ます。
その音に今までのいびきがピタッと止まり、次々と従業員が更衣室へ向かった。

どうしていいか分からず結局そのまま後ろからついていくしかなかった…。


自分だけが着替えており誰かが動くまで目をベッドの方へそらして待っていた…。


そろそろかと思い、目を向けると……

……………!!…うわっ…なんだ!?

思わず自分の目を疑ってしまった…。

着替えている人たちから一気にあの生臭いにおいが放たれており、さらに従業員が着替えた白い制服には真っ赤な液体で所々染まっていた…。

まさかこのにおいがあの異臭の原因なのか……!?