ガチャッ……!!




…………!!!


「…まあ!永井ちゃん…どこ行ってたの?心配したじゃない…!」
開けた瞬間オーナーが両手をひろげて立っていた…。
あまりの出来事に地面に倒れこんでしまい、オーナーの顔を見て口をぱくぱくさせながらも何も話すことができなかった…。

オーナーはそれだけ言うと回れ右をして去っていった。


さらに…


…ここは…!?


よく見ると先程とは反対の位置だが、また寝室に戻ってきてしまった…。

「…はい、おかえり。」
金髪の男が鼻で笑いながら言い放った。


「…ど…どうなってんだ…!?」

来た時はこの道を通ってきたはずだ…。しかし目の前の部屋は明らかに見たことのある光景だった…。

「……これで分かったろ…。みんなここから出らんないんだよ…。一週間は経たないとね…。」


一気に体中が重くなった…