『………すべてシナリオ通りに進めるためさ…』
「…………すべて……孝文が……!!」
「………じゃあそろそろ失礼するよ…!」
「……待て!!……こいつを…こいつを捕まえてくれ!!捕まえてくれー!!!」
ガラスを何度も叩いて割って自分で孝文を捕まえようとしたが、それも虚しく余裕の笑みを浮かべて孝文は立ち上がった。
二葉の声で看守が入ってくる。
「………こいつを捕まえてくれ!!こいつが主犯なんだ!!」
いくら投げかけたところで看守にとってはただあがいているだけにしか見えなかった。
二葉を看守2人が取り押さえると部屋から引きずり出される。
「………待て!……おい!離せよ…!!悪いのは私じゃない!!」
「……さようなら……お兄ちゃん…。」
そう言うと看守に優しく背中に手を当てられながら部屋を出た。
部屋を出るまで不敵な笑みを残して………
「…………離せぇーー!!あいつを捕まえろ!!おいっ!!おいっ…!!」
ガチャンッ…!!


