「……Someone want to see…」
背が高い看守にそう言われると牢が開いた…




こんな自分に面会を希望してくる奴なんて………物好きだな………






新聞に取り上げられてからというものの観光名物かのように面会をしてくる人が多かった…




今回もそういう類だろうと二葉は断った…


「………No thank you…」



だが看守は鉄格子を開けたままその場を離れようとしない。




これも一つの刑罰なのだろうか……




「…はぁ~……」


仕方がなく腕で自分の体を起き上がらせる…













ガラスの前に簡単な作りの椅子に座らされる。

この場所に来る度わざわざ手錠を付けられて嫌な気分になる。


看守が部屋を出て少し待たされるとガラスの向こうの扉が開き、まず面会に立ちあう看守が入る。






続いて面会しに来た者が入ってくる…









今回はどんな面して入ってくるんだろうか…









特に二葉は面会に期待もしていなかった。