壁を動かそうとしても『エラー』としか表示されなかった。

「………くそっ!」



機械を床に叩きつけ、予備の斧を持ち、部屋を急いで後にした。







大きな足音が部屋から遠ざかって行く…



そしてこれを機に従業員全員、物陰に隠れていた黒い影、外で待つ白い影が動き出す…