¥時給1000万円





3枚目…


「…お……大島…?!」

動揺するオーナー…


もちろん大島以外全員が動揺していた。


4枚目以降も…


「…大島と永井…」

「…中村…大島…松本…」


「…大島………」

徐々に声に力を失う…



どの投票用紙をめくってもそこには『大島』とハッキリ書いてあった…


「…ど…どういうことよ!!」
オーナーがパニックに陥った。













「………クックックッ…」





横でいつの間にか笑っている大島に気付く。





「…クックックッ………俺の勝ちだな…!」
そしてようやく勝ち誇ったような顔を見せる。

「…大島…お前……!?」
「……シカトしていて悪かったな、永井!…笑いをこらえるのが必死だったんだ…!ハッハッハッ!!」

大島が腹を抱えて笑っている…

この状況に誰もが驚いた…



「……ひとまず…開票結果……」
「…よせ!!今回は『クビ』を出すな!楽しくもねぇ!!」
オーナーが続けようとしたが6番テーブルの男が それどころじゃないと言わんばかりに食い止めた。