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そしてその後は二葉への疑いに発展した。




「…まずは…その手紙を見よう。どこにある…?」
大島が急かす。
「……ちょっと待ってくれ…。」


ガサガサと乱雑に探す。



そして手紙は元の場所にあった。



その白い封筒に注目する。
確かに封筒にしては厚みがある。

外の光にかざすと、中から影が映り、何か入っているのが分かった。
「…あっ…!」
「………間違いない。恐らく俺が兵士らに聞いてきたことと、この手紙の内容は一致する…!…早く開けろ。」
「…う…うん…」

未だに光にかざす永井を急かした。



中の紙を破かないように極力端に近い部分を破いた。


すると紙がちょうど一枚入るポケットが出てきた。


永井が封筒を逆さにすると、その紙は現れた。


「………早く!」
「…待って…!」
「…なんだよっ!!」
「…カメラ………監視カメラがこの部屋にもあるはずだ…。」
「…さっき言っていたやつか…!」
「…あぁ!………灘さんたちがケンカしていた時オーナーが来たのを覚えているだろ?…たぶんあれはカメラで見ていたからだと思う…」
「………なるほど。…でもこの際探してられないよ…。」

永井は辺りを見回す…。