中には手紙が2枚入っている。
『永井くんへ…もしくは他の誰かかもしれませんが…


いずれにせよ、これをあなたが読んでいるということは…

もう私はこのベッドに…この世にもいないことでしょう。


ただ私が死んだのには意味があります。
恐らくこの場所での核心に気付いたからでしょう。



それは…




本当の指導者は兵士たちだということです!』


「………え!?」
思わず息を吸いながら声を出してしまった。

手紙は続く…

『理由はいくつかあります。

兵士たちは普段投票の時しか この部屋に入ってこない…

この時間に
先日いたカウンターの男性客 同様、客の人数分の投票用紙に従業員の名前を書いていき、殺したい従業員だけ少なく書く。
その投票用紙を箱を手にするときに投入。
あとは全員の投票用紙はあの仕掛けの中へ入るようにしていった。

そのためオーナーは必然的に兵士たちが仕掛けた投票用紙を引くことになる。

それが兵士たちが怪しい一つ目の理由です。』


手紙は2枚目に続く。