¥時給1000万円





5分も経たないうちに苅谷は部屋に入ってきた。その間のこの部屋は静かだった。

あの男は苅谷が一時間だけ参加するということになってからずっと手を組んで深く考えていた…

「……だいたい働き方は分かるわよね…?」
「…あぁ…」
「……じゃあ始めるわよ…!」


永井も気を抜いてはいられなかった。
ただすごく彼の状況が魅力的に感じた。
たった一時間働けばこの場も出られ、なおかつ金も得る…
こんな簡単に稼がせていいのだろうか…

永井はオーナーが簡単に金を渡す訳がないと考えていた………ここでは常に一人一人を疑いの目で見ないと恐らく生きていけないと思ったからだった…


「……急遽一名加わったが…これよりこの13名による第2部を開始する…!…………開店だ…!」