¥時給1000万円

時にオーナーや櫻井の前をうろつく兵士、そして時に灘を おどおどした目で見ていた。

灘の通過が決定したときは ものすごい形相で睨みつけていたが 今はそれどころではないことに気づく。

「……13位…!……………」

………やばい……!……このままではマジで死ぬぞ……!!
……こんな感じで灘より先に死ぬのは俺のプライドが許さねぇ!……せめて一殴りするまでは………死ぬ訳にはいかねぇんだ!

……だから…頼む…!






…………
…………………

櫻井にとってみれば時間が長く感じる…
オーナーは発表を躊躇っているのか なかなか口を開かない。


時計の針が刻一刻と時を進めた…





そして遂にその分厚い口がゆっくりと開いた…