しかしオーナーとは思えないような話し方だ。明らかにニューハーフと話してる…




「…あの…こちらはパブとかスナックのお店だったんでしょうか…?俺そうゆうの分からなくて電話しちゃったんですけど…」
「…あらっ!ごめんなさいねぇ~!安心して!私のしゃべり方がこんな風なだけでお店はちゃんとしているわっ!そうねぇ~普通の居酒屋と同じよ!お客さんもおじさんばっかだけど、ただ接客とかしていればいいのよ。居酒屋とかは行ったことあるわよね!?」
「…ま…まぁ…親父についていってとかでなら…」
「そっ!ならそんとき見た感じと同じことすればいいのよっ!」
「………はぁ…」
ぎこちなく頷いた。


「…さてそろそろ本題に入っていくんだけどー…年はいくつぅ?」
「18…です。」
「まぁ若いのねぇ!ギリってとこかしらっ!」
「…何がですか…?」
「年が!一応居酒屋だからさぁ16とか17のようなヒヨっこだと困ったりもするのよねぇ…」
「…そうでしたか…。」
「お家は近いの?」
「……まぁまぁって距離です…。自転車で20分ぐらいだと思います。」
「なるほどねぇ…。よしっ!分かったわ!んじゃ一回面接しましょ!」
「…あっ!あの…!」
オーナーの話を遮った。