「……はじめよう…!」
第三部が始まった…
客の注文の量は変わらず、ほとんどが遺体の料理だった…
だが金が無い奴は値下げされた 昨日までの遺体の残りの部分を注文した。
そして…ここまで連続で十口の賭けに勝っている男が一足遅れて注文してきた…。
「…また会ったねぇ…ヒッヒッヒッ…!……今回は誰が死ぬだろうねぇ…」
永井は不謹慎なこの男を睨む…
「……ハハッ…すまんすまん…君たちはそれどころじゃなかったかな…?」
「…ふざけるな…!…おまえらに何が分かるってんだ…!」
男は鼻で笑った…
「…フッ…ただ今日はついてるものでねぇ…!…………なぁ………知ってるか…?…………………この賭けに勝つ方法…!」
「……なに!?」
「…俺らはただ単にここに来てる訳じゃねぇ…。………ある程度経験を積むと………見えるんだよ…!」
「……見える……?」
「…あぁ…。誰が死ぬかが分かってくるんだ…!」
「……分かるだと!?……百発百中なのか…?」
「…いや…必ずという訳にはいかない……ただ少なくともある方法を使えば80%ぐらいの確率で勝てるんだ……どうだ…?知りたいか…?」


