―――11月 「くるみー!」 『あ、莉子』 私たちはいつものように 学校に向かっていた。 親友の莉子。 莉子は美人でスタイルも良くて……… それに彼氏もいる。 四つも年上の大学二年生。 私は莉子に ほんとに憧れる。 だってうらやましいじゃない? 私はこんなに 可愛くないし、背も小さい方だし。