族ってケンカばっかりして、悪い奴らというイメージが強かった。

だから、考えとくとか言っておきながら、断る予定だった。



だけど―――今は。


仲間思いで、優しくて、笑顔が絶えなくて、いつも心配してくれて、お茶目で、可愛くて、クールで、面倒見がよくて、気が利いて、


あたし自信を受け入れてくれたみんな。


一緒に暮らしていくにつれて、分かった。

本当の気持ちに…。


「みんなと一緒に…いたい」


みんなはとても嬉しそうな顔をして、頭を撫でてきた。


「今日から、優は俺らの仲間な!!」

「改めてよろしく」

「よろしゅー」

「嬉しーわっ!!!」

「…毎日一緒だ」

「ありがと。みんな!」