「優。レモンティー飲む?」

買って来てくれてたんんだ。

「うん。ありがと…」

翔はニカッて笑ってから「どういたしまして」と言った。


受け取り、ストローを入れた。

やっぱり、甘くておいしい。


翔がベットの隣のイスに腰掛けた。

「んで。優、もう決めたか?」


翔が真面目な顔をしてる。

「…何を?」

「玖龍の件…」


そうだった…。

玖龍に勧誘されてたんだよね…。


「一緒にやっていかないか?」

「…一緒に……」


最初は絶対嫌だった。

族なんて、ゴメンだった。