少しだけでも、甘えていたい。 キスしたら、頭がおかしくなるのかな? 魔法にかかったみたい…。 涼に抱きついた。 涼は吃驚して、あたしを見下ろした。 「ゴメン…。少しでいいから。こうさせて…」 涼は顔を赤らめて微笑んだ。 そして、抱き返してくれた。 ――パチン ……。 ……?! で、電気が消えた。 ありえない。 このタイミングで…? 最悪じゃん。