自分のベットに寝かされた。

涼は「メシ作る」とか言ってキッチンに行った。


「優。大丈夫?」


陸が可愛い顔であたしを覗きこんでくる。

「…大丈……夫」

微かに笑った。


「寒い?」

「ちょっと…」

「俺が温めてあげるっ!!!」

とか言って、毛布の上から抱きついてきた。


可愛い。
可愛いんだけど…。

「…重い」

すると、翔も双子も「俺もやろか?」とか聞いてきた。


「陸だけで…充分…」

陸に向かって微笑んだ。

陸は顔を赤くして、力強く抱きついてきた。


「顔赤いな…」